【農家が解説】紅はるかの特徴は糖度50度以上? 他の芋との決定的な違い

今や焼き芋界の絶対王者となった「紅はるか」。
スーパーやコンビニでも見かけない日はないほどの人気ですが、なぜここまで支持されているのでしょうか?
「普通のさつまいもと何が違うの?」
「糖度50度って本当?」
「安納芋とどっちが甘い?」
今回は、年間1万トンのさつまいもを取り扱うくしまアオイファームが、生産者だからこそ知っている「紅はるかの本当の特徴」と「失敗しない選び方」を徹底解説します。
この記事でわかること
- 紅はるかが「糖度50度」を超えるメカニズム
- 安納芋・シルクスイートとの決定的な違い
- 本当に美味しい紅はるかの見分け方
1. 紅はるか(べにはるか)の最大の特徴とは?

名前の由来は「他よりも”はるか”に優れている」
紅はるかは、2010年(平成22年)に品種登録された比較的新しい品種です。
かつて焼き芋の主流だった品種(紅あずま等)と比べて、外観・味・食感が「はるか」に優れていることから、この名前が付けられました。
特徴①:驚異の糖度(熟成で50度〜60度へ)
紅はるかの最大の特徴は、何といってもその甘さです。
掘りたての状態でも十分甘いですが、専用の貯蔵庫で一定期間熟成させることで、デンプンが糖に変わり、焼き芋にした時の糖度は50度〜60度にも達します。
これは、あんこやジャムに匹敵する数値。「砂糖が入っているのでは?」と疑われるほどですが、もちろん天然の甘さです。
特徴②:蜜があふれる「ねっとり食感」
昔ながらのさつまいもが「ホクホク」しているのに対し、紅はるかは「ねっとり・しっとり」としています。
焼くと皮の表面に黒い蜜が染み出してくるのが特徴で、ねっとり食感がたまりません。
2. 【比較】安納芋・シルクスイートとの違いは?
「甘いお芋が好きだけど、どれを選べばいいの?」という方のために、人気の3品種を比較しました。
| 品種 | 甘さ | 食感 | おすすめな人 |
|---|---|---|---|
| 紅はるか | ★★★★★ (濃厚) | ねっとり 濃厚 | ・とにかく甘いのが好き ・焼き芋づくりで失敗したくない ・冷めても美味しく食べたい |
| 安納芋 | ★★★★☆ (コクがある) | ねっとり クリーミー | ・独特の風味(コク)を楽しみたい ・小ぶりなお芋が好き ・最上級のねっとりさ |
| シルクスイート | ★★★☆☆ (上品) | しっとり なめらか | ・甘すぎるのは苦手 ・喉越しの良さを重視したい ・上品なスイーツ感覚が好き |
結論:
ガツンとした甘さと、スイーツのような満足感を求めるなら、
間違いなく「紅はるか」がおすすめです。
3. 同じ「紅はるか」でも味が違う? ブランド名の秘密
実は、紅はるかは産地によって様々な「ブランド名」で呼ばれています。
- 大分県産 → 「甘太(かんた)くん」
- 茨城県産 → 「紅天使(べにてんし)」など
そして、私たち宮崎県のくしまアオイファームが育てた紅はるかの中でも、特に厳しい基準をクリアしたものを「葵はるか(あおいはるか)」という独自ブランドとして出荷しています。

こだわり抜いて栽培した私たちの「葵はるか」は、甘さの乗り方が格別です。
収穫後、温度と湿度を完璧に管理した貯蔵庫で熟成させ、「デンプンが糖に変わる瞬間」を見極めて皆様にお届けしています。
4. 紅はるかを最高に美味しく食べるには?
紅はるかのポテンシャルを100%引き出すには、やはり「焼き芋」が一番です。
低温(160度くらい)でじっくり60分以上加熱することで、酵素が働き、甘さがMAXになります。
でも、「毎回焼くのは大変…」という方には、こんな食べ方もおすすめです。
① 絶品!さつまいもの天ぷら

紅はるかの濃厚な甘みは、油や塩との相性が抜群。
天ぷらにすると、外はサクサク、中はトロトロのクリームコロッケのような食感になります。
② 揚げない!ノンフライ大学芋

油で揚げるのが面倒な方は、フライパンで蒸し焼きにする「ノンフライ大学芋」がおすすめ。
紅はるか自体が甘いので、蜜は少なめでも十分美味しく仕上がります。
まとめ:農家直送の「本物」を味わってみませんか?
2010年の登場以来、さつまいもの常識を覆した「紅はるか」。
その濃厚な甘さとねっとり食感は、一度食べたら忘れられない体験になります。
オイモールでは、さつまいも農家が土作りから熟成までこだわり抜いた「葵はるか」をご用意しています。
スーパーのお芋とは一味違う、プロの味をぜひご自宅で楽しんでみてください。



